いけぴょん復活ケージデビュー

2012年05月16日

ごめんなさい

結果から言うと、29番ちゃんをあやめてしまいました。

悪いのは100%私です。
懺悔の気持ちで正直に書きます。
いや、私は、責められたいのかもしれません…。

*****

巣上げから2日経っても全く挿し餌を受け入れてくれない29番に
業を煮やしてチューブによる強制給餌を行いました。
(3月にポッちゃんを病院に連れて行った時に
分けてもらったチューブが手元にありました。)
その時、暴れたのでグリグリ無理やりチューブを入れてしまいました。
(チューブの先は斜めに切り、先を丸く整えていました。)
夜中もう一度挿し餌をトライしようとしたところ、
喉が赤く腫れていました。
が、そこへもう一度1cc強制給餌をしてしまいました。
その時の苦しそうな29番の表情が今も頭を離れません…。

今朝、やはり喉が腫れていたので病院に連れていきました。
そのうが破けているかもしれないと言われました。
チューブを見せると、先生は「チューブは柔らかいので
これが直接の原因になったとは言えない」とは言ってくださいました。
でも同時に「助かるかどうかは五分五分」とも言われ、帰りました。
ゾンデを1500円で分けていただきました。

薬とフォーミュラを0.5ccずつ2時間ごとに与える、との指示だったので
帰ってすぐと、正午の2度、ゾンデによる強制給餌をしました。
その時の29番はもうすでにかなり弱っていました。
が、やはりゾンデは格段に挿入しやすいなと思いました。
チューブを使ったことを激しく後悔…。29番は、辛かったことでしょう。
午後、仕事と(自分の)病院があったので外出しましたが、
頭の中は罪の意識で破裂しそうでした。

帰ってプラケを覗くと、餌を与えてプラケに戻した時の体制のまま、
息絶えて固まっている29番がいました。
ただ、ごめんね、ごめんね、としか声が出ませんでした。
でもいくら謝っても、もう29番には聞こえないんですよね。
私は取り返しのつかないことをしてしまいました。
失わなくてもいい命を、私が、手にかけてしまいました。

繁殖をし始めて、今日ほど辛い日はなかったかもしれません。
いつもは亡くなったヒナに「またうちに生まれてきておくれ」と
声をかけるのですが、今日は冷たくなった29番に
「私のような悪い人のところには生まれてこないでね」
としか言えませんでした。
ハチポチの顔も、見れなかったよ。
ハッちゃんポッちゃん、本当に、ごめん…。

どれだけ謝っても、29番は戻ってこない。
でも申し訳ない気持ちでいっぱいです。
29番ちゃん、ごめんね。
辛かったね、ごめんね。
楽しい未来を奪ってごめんね。
せめて、お姉ちゃんを恨んでください。

私にはなぐさめられるべき権利などないのに、
Twitterでは皆さんから優しいお言葉をたくさんいただき
本当にありがとうございました。
29番の死を無駄にしないようこれからも勉強します。
チューブは捨てました。
これをご覧になっている皆さんも、
できれば体に負担の少ないゾンデを使ってください。
お願いします。


経口カニューレ M(ゾンデ)

ca21-1


sazaramona at 01:00│Comments(10) 巣引き '12春 | Hotch & Potch

この記事へのコメント

1. Posted by ぷーちゃん   2012年05月16日 23:08
強制給餌は、最後の最後の手段として考えてます、ゾンデも入手出来る確率は少ないのと、やっぱりまずちゃんと鳥を固定して持てる事が大前提にできないとねと思います。チューブも自転車用のムシゴムが柔らかくて負担にならないと言うのも聞いた事があります。
残念ですねぇ、ラモナさんの気持ちはわかります。何時も自分でも恐れている事なんで、この失敗を経験と受け止めて前に進んでください。
29番の子の事を心配してやった行為なので、悲しい結果になりましたがそこには愛情があったわけなので乗り越えて下さい。
でも、やりきれない思いでいっぱいですよね。
2. Posted by ピコラ   2012年05月16日 23:41
5 そんなに自分を責めないでください。。愛情いっぱい、29番ちゃんを心配してのことだったのですから。。29番ちゃんは何かを伝える為にここに生まれてきて、その使命を果たしたのです。どうぞその学びを明日から活かして下さい。そして今日はその学びを活かした幸せな未来を想像して眠りについて下さい。過去と人は変えられませんが、自分と未来は変えられます。上手く言えずすみません。。
3. Posted by ノア   2012年05月17日 00:01
29番ちゃんをあやめてしまったのではありませんよ。
スプーンでもシリンジでも食べなかったから、Ramonaさんが悩みに悩んでチューブで挿餌にしたのでしょう。

私なんか1羽でも大丈夫かなあと心配しながらオロオロしながら挿餌をしていたのに、Ramonaさんはたくさんのヒナを挿餌していたんですから、すごいなあと思っていましたよ。

29番ちゃんを残して仕事に出られたのは辛かっただろうと思いました。
ご自分のからだや他の鳥さんのこともあるのでそんなにご自分を責めないでほしいです。
4. Posted by ユノ   2012年05月17日 04:38
シリンジでの指し餌で、殺めてしまったのは私です。
過去に元気だった仔をさし餌の量のやり過ぎで、窒息即死させてしまった時は、
自分の手の中で一瞬に冷たくなってしまった時のショックは、
未だに後を引いており、シリンジでの育餌は出来なくなりました…。

今回の事はラモナさんがヒナの命を考えての事ですので、決して殺めてしまったのではありませんよ。
どんなに努力をしても食べてくれない頑固な仔は、たまにいます。

どうか今回の事で、ご自分を責めることはなさらないで下さいね。

あれ以来シリンジをどうしても使用するときは、自転車用のムシゴムを、最低限に短く切って使用するようにしています。
5. Posted by gara   2012年05月17日 09:20
胸が痛みます…
29番ちゃんの苦しみとRamonaさんの気持ちを思うと…。

でも、あまりご自身を責めないでくださいね。
6. Posted by kabako   2012年05月17日 14:27
Ramonaさんはその時にできる事を精一杯されたと思います。
だからあまりご自分を責めないで下さいね。

そして、Ramonaさんが書いてくださったこのエントリーのおかげて
29番ちゃんが教えてくれた事はこれから生まれてくるRamonaさんの雛さんだけでなく
他の雛さんも助ける事になると思うんです。
うまく言えないんですけど・・・
だからRamonaさんと29番ちゃんには「ありがとう」って言わせてください。
7. Posted by kabako   2012年05月17日 14:31
読み返したら不謹慎かもって・・・。
「ありがとう」ってへんな意味じゃないので・・・
ご不快に思われたら本当にごめんなさい。
8. Posted by はぎ妻   2012年05月17日 14:38
29番ちゃんは最初から短い人生で生まれて来たんだと思います。
何人たりとも命の長さを決める事はできないはずです。
最初から身体もかなり小さかったし、弱い身体だったんだと思います。
だから粘膜部分等もかなり普通の子より薄かったのではないでしょうか?

ご自分のしたことが原因で命を落としてしまった!と悔やまれるお気持ちはよくわかります。。。ですが、そうじゃなくても29番ちゃんはそんなに長生きができるような体質ではなかったんだと思います。
でも、命が存在すること自体何らかの意味合いや使命があるのだと思います。
命の使命って天国へ行くと誰しも思い出すらしいですよ。生きている時は何故かほとんどの人は思い出せないらしいのですが。
その命があったことで、誰かが愛を感じることができたり、いろんなことを学ぶことができたり、、、
きっとインコもそうなんだと思います。
29番ちゃんはその使命を果たしたので天国へ一旦帰って行ったのだと思います。
お疲れさまでした。29番ちゃん、ブログを通してだけど、かわいい顔を見せてくれて本当にありがとう!!
9. Posted by らむ   2012年05月17日 20:19
文章からRamonaさんの悲しみと苦しみと後悔が血のようににじみ出ていて……どんなにつらい思いをされているか、どんなにご自分を責めていらっしゃるかと、お察ししました。
どんな言葉をおかけしたらいいかわかりません。
でもわたしがいちばん強く思うのは、はぎ妻さんと同じことかな。29番ちゃんには29番ちゃんの使命があった。それを果たして天国に行ったんですよね。
わたしも、29番ちゃんに感謝。かわいかったよ!
10. Posted by Ramona   2012年05月17日 22:40
ぷーちゃんさま
ピコラさま
ノアさま
ユノさま
garaさま
kabakoさま
はぎ妻さま
らむさま

こんなコメントしづらい記事に、やさしいお言葉をいただけるとは…。
私の辛さに比べたら、29番のほうがどれだけ辛かっただろうと思います。
29番の生まれてきてくれた意味をこれからずっと問い続けてゆきます。
ありがとうございました。

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